直球は『すくみず』でやっちゃいましたからね。『すくみず2』はスポ根要素を盛り込んだ、ちょっと変化球的なスク水作品なんです。で、もう一球くらい変化球を投げれば、次の直球の威力が増すじゃないですか。もちろんそれだけじゃないんですけれど、スク水好きにはその理屈だけで十分ですよね(笑)。
サーカス作品に登場する女の子って、あんまり汗をかくタイプじゃないですよね。僕は“デオドラント系”って言っているんですけれど(笑)。それは『すくみず』でも少なからず影響したんですが、今回は新ブランドで出直しということだったので、あえて汗を感じさせる女の子を出したんです。日焼け跡は、ある意味その象徴ですね。
いやもう「イヤッホー!」ってもんですよ(笑)。はむはむソフトさんのオフィシャルサイトで『妹スク本気語り』ってコラムがあるでしょう。その第1回目から僕は読んでいますけれど、納得できる内容ばかりなんですよ。
第1回というと「そこでスク水をなぜ脱がす!?」ですね。
そう! スク水を脱がすか脱がさないか。その他、フェチものって制作上の葛藤が大きいんですよ。例えば『すくみず』でも、脱がすどころか乳首すら見せていないキャラがいるんですね。「それはないだろう」というユーザーの声もあったんですが、2作目以降を作るときに揺るがないほうがいいと思うんです。
ユーザーから多少のクレームがあっても、作品的なこだわりは貫くべきです。 「ありえねえ!」という人も、きっと楽しんでくれていると思うんです。
でも、それはどちらを選んでも一長一短ありますからね。 そうである以上、選んだ道で腹をくくるしかないんですよ。
もちろんテーマを絞ることで離れていく人もいます。それでもわかりやすく伝えることは重要だと思うんです。とか言いながら、『恋夏』はけっしてわかりやすい作品じゃないんですけどね(笑)。
下地さんは、スク水のどういう部分がお好きなんですか?