ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
前回の最後で、「旧スクと新スクを自由に着させられる」と書きました。
今回はその点についてお話させて頂こうと思います。
「妹スク」の基本的なゲームの種類はアドベンチャーゲームです。
最初は旧スクしか選べませんが、メインキャラの話をある程度進めると、
旧スクと新スクが自由に選べるようになります。
となると、問題となってくるのがイベントCGです。
果たして、
同じポーズで旧スク、新スクと変えているだけで、
ユーザーは満足してくれるのか?
いや、それ以前に、作り手側として、それで満足できるのか?
とある日のこと。まだ「妹スク」企画を固めているときの話です。
自分の中でどうしてもやりたいことがあったのですが、
それをするとCGの枚数やらのバランスが結構大きくなってしまうな、という点から、
どうしたもんかと悩んでおりました。
一人でどうこうできる問題でもないので、原画の池田氏に相談。
下「あのー、CG枚数、僕の考えのまま進めると、n枚位になってまうねんけど、多いかねぇ?」
池「ひゃー、マジっすかー! う〜ん。……一個条件がクリアできれば、別にいっすよ」
下「何? 新スクと旧スクで全部イベント絵描き分ける〜というのが僕の考えなんよね」
池「まさにそれです。それならOKっすよ」
そう。
「新スクと旧スクを、お着替え差分で済まさない」
たとえ原画の枚数が増えようともこれでいこう!と、はむはむソフトはこの意見で一致したのです。
イベントの構成の関係上、2枚程だけお着替え差分が入りますが、それ以外は全て、
新と旧で完全に描き換わりますし、シナリオも全て書き換わります。
というわけで。

スク水Hを徹底的に愛する、はむはむソフトのコダワリです。

次回に続きます。
| 文/鳥取から帰ってきたばかりで全身砂まみれな下地和彦 |
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